採用サイトリニューアルで応募数が増えた企業の事例に学ぶ、求職者に刺さる設計

求人媒体に掲載しても応募が集まらない、採用サイトはあるのに応募につながっていない――そんな悩みを抱えていませんか。求職者の多くは、応募前に企業の採用サイトを確認しています。採用サイトの設計は、応募数や採用コストを左右する重要な要素です。
本記事では、採用サイトが応募につながらない原因から、リニューアルで応募数を増やした企業に共通する成功パターン、求職者に刺さるコンテンツとデザインの設計、応募を逃さない導線とSEO対策まで、採用サイトリニューアルを成功させるためのポイントを解説します。

1. 採用サイトが応募につながらない企業に共通する課題
採用サイトを用意しているにもかかわらず応募が増えない企業には、いくつかの共通点があります。多くの場合、原因はデザインの古さだけではなく、求職者が知りたい情報と、企業が発信している情報のずれにあります。
この章では、採用サイトが応募につながらない主な課題を整理します。
1.1 求職者が知りたい情報が載っていない
企業理念や事業内容は詳しく書かれていても、実際の仕事内容、1日の流れ、働く人の雰囲気、キャリアの道筋といった、求職者が応募前に知りたい情報が不足している採用サイトは少なくありません。
入社後の働き方がイメージできないと、求職者は不安を感じ、応募を見送ったり、情報が充実している他社を選んだりしてしまいます。
1.2 スマートフォンで見づらい
求職者の多くは、通勤時間や休憩時間などにスマートフォンで求人情報を探しています。スマートフォンで文字が読みにくい、ページの表示が遅い、応募ボタンが見つけにくいといった採用サイトでは、内容を読む前に離脱されてしまいます。
パソコンでの見え方だけを基準に作られた採用サイトは、それだけで応募の機会を逃している可能性があります。
1.3 応募までの手順が多く、途中で離脱される
せっかく興味を持ってもらえても、応募フォームの入力項目が多すぎる、外部サイトに何度も移動させられるなど、応募までの手順が複雑だと、求職者は途中で離脱してしまいます。
また、カジュアル面談や説明会など、応募前の段階で気軽に接点を持てる入り口がないことも、応募数が伸びない原因の一つです。
2. リニューアルで応募数を増やした企業に共通する成功パターン
採用サイトのリニューアルで応募数を伸ばしている企業には、業種や規模を問わず共通するパターンがあります。それは、見た目を新しくするだけでなく、「誰に、何を伝え、どう応募してもらうか」を設計し直していることです。
ここでは、成功企業に共通する4つのパターンを紹介します。
2.1 採用ターゲットを明確にしてから作り直している
成功している企業は、リニューアルの前に「どんな人に応募してほしいのか」を具体的に定義しています。求める経験やスキル、価値観、ライフステージなどを整理し、その人物像に向けて発信内容を組み立てます。
ターゲットが明確になることで、掲載する情報や言葉遣いが定まり、求職者に「自分に向けたメッセージだ」と感じてもらいやすくなります。
2.2 働く人のリアルな声を中心に構成している
社員インタビューや座談会、1日の仕事の流れなど、実際に働く人のリアルな声や姿を中心にコンテンツを構成しているのも共通点です。写真や動画を活用し、職場の雰囲気が伝わるよう工夫しています。
良い面だけでなく、仕事の大変さや乗り越え方も正直に伝えることで、入社後のミスマッチを防ぎ、応募の質の向上にもつながります。
2.3 応募しやすい入り口を複数用意している
本応募だけでなく、カジュアル面談、オンライン説明会、職場見学など、求職者の検討段階に合わせた複数の入り口を用意している点も特徴です。
まだ転職を迷っている段階の人とも接点を持てるため、応募の母数を広げることができます。
2.4 採用サイトを中心に情報発信を連携させている
成功している企業は、採用サイトを単独で運用するのではなく、求人媒体、SNS、説明会などのあらゆる接点から採用サイトへ誘導しています。どこで企業を知った求職者も、最終的に採用サイトで詳しい情報を確認できるように設計されているのです。
採用サイトを情報発信の中心に据えることで、伝えるメッセージに一貫性が生まれ、求職者の理解と共感を深めることができます。

3. 求職者に刺さるコンテンツとデザインの設計
採用サイトのリニューアルで成果を出すには、求職者の目線でコンテンツとデザインを設計することが欠かせません。企業が伝えたいことだけでなく、求職者が知りたいことを分かりやすく届ける工夫が求められます。
とはいえ、採用ターゲットの整理からコンテンツの企画、取材や撮影、デザイン、公開後の改善までを、通常業務と並行して社内で進めるのは負担が大きいものです。採用サイトは公開して終わりではなく、応募状況を見ながら改善を続けることも重要です。
プロモインフィニティでは、コーポレートサイトやECサイトに加え、採用サイトの制作まで、成果につながるホームページ制作を一貫して支援しています。IT企業のグローバルサイトリニューアルでは、リニューアル後に海外からの問い合わせが年100件ペースまで増加しました。SNS運用や広告運用と組み合わせた集客設計もご提案できますので、お気軽にご相談ください。
3.1 仕事内容と働き方を具体的に伝える
求職者が最も知りたいのは、「入社したらどんな仕事を、どんな環境でするのか」です。職種ごとの仕事内容、1日のスケジュール、使うツール、チーム体制、評価やキャリアの仕組みなどを、できるだけ具体的に伝えましょう。
給与や休日、福利厚生などの条件面も、分かりやすく整理して掲載することで、求職者の不安を減らせます。
3.2 企業の魅力を一貫したストーリーで伝える
事業の将来性や社会的な意義、大切にしている価値観などを、トップメッセージや社員の声を通じて一貫したストーリーとして伝えることで、企業の魅力が伝わりやすくなります。
単に情報を並べるのではなく、「この会社で働くと、どんな成長や経験ができるのか」が伝わる構成を意識しましょう。
3.3 スマートフォンでの見やすさを最優先にする
デザインは、スマートフォンで見たときの読みやすさと操作のしやすさを最優先に設計します。文字の大きさや行間、写真の配置、ページの表示速度なども確認しましょう。
また、企業の雰囲気やブランドイメージに合ったデザインにすることで、求職者に好印象を与え、他社との差別化にもつながります。
4. 応募を逃さない導線設計とSEO対策
魅力的なコンテンツを用意しても、採用サイトを見つけてもらえなければ、また応募につながる導線がなければ、応募数は増えません。ここでは、応募を逃さないための導線設計と、採用サイトへの集客につながるSEO対策のポイントを解説します。
4.1 応募ボタンと応募フォームを最適化する
応募ボタンは、各ページの目立つ位置や、スマートフォンでは画面下部などに固定表示し、いつでも応募できる状態にしておきましょう。
応募フォームの入力項目は必要最小限に絞り、入力のしやすさにも配慮します。入力途中の離脱を防ぐだけでも、応募数の改善が期待できます。
4.2 求職者が検索する言葉で見つけてもらう
求職者は、「職種名+地域名」や「業界名+未経験」などの言葉で求人を検索しています。求職者が検索しそうな言葉を職種ページのタイトルや見出し、本文に自然に盛り込むことで、検索結果に表示されやすくなります。
また、求人情報を検索エンジンに正しく伝えるための構造化データを設定しておくと、求人検索の機能に情報が表示される可能性も高まります。
4.3 公開後もデータを見ながら改善を続ける
採用サイトは、公開して終わりではありません。アクセス数や流入経路、ページごとの閲覧状況、応募率などのデータを定期的に確認し、離脱が多いページの改善や、反応の良いコンテンツの追加を続けましょう。
SNSでの情報発信や求人広告と連携し、採用サイトへの流入を増やすことも、応募数を伸ばす有効な方法です。
4.4 SNSや広告と連携して採用サイトへの流入を増やす
採用サイトへの流入を増やすには、検索からの集客に加えて、SNSでの社員の日常や職場の様子の発信、ターゲットを絞った求人広告などを組み合わせることも有効です。
特に若手人材の採用では、InstagramやTikTokなどのSNSで企業の雰囲気を知り、採用サイトで詳しい情報を確認してから応募する流れも増えています。SNSの投稿と採用サイトの内容に一貫性を持たせることで、応募への後押しになります。
5. 採用サイトリニューアルで応募数を増やすために
採用サイトのリニューアルで応募数を増やすには、デザインを新しくするだけでなく、採用ターゲットの明確化、求職者目線のコンテンツ、スマートフォンでの見やすさ、応募しやすい導線、検索で見つけてもらう工夫を一体で設計することが大切です。成功している企業に共通するパターンを参考に、自社の採用サイトを見直してみましょう。
一方で、採用ターゲットの整理からコンテンツ制作、デザイン、SEO対策、公開後の改善までを社内だけで進めるのは容易ではありません。「採用サイトはあるのに応募が増えない」と感じている方は、専門のパートナーとともに全体の設計から見直してみてはいかがでしょうか。
プロモインフィニティでは、採用サイトを含むホームページ制作から、SNS運用や広告運用を組み合わせた集客設計までワンストップでサポートしています。お気軽にご相談ください。

FAQ(よくある質問)
Q1. 採用サイトをリニューアルすると応募数は増えますか?
A. 求職者目線でコンテンツや導線を設計し直すことで、応募数の増加が期待できます。ただし、見た目を変えるだけでなく、採用ターゲットや伝える内容から見直すことが重要です。
Q2. 採用サイトにはどんなコンテンツを載せるべきですか?
A. 仕事内容や1日の流れ、社員インタビュー、職場の雰囲気、キャリアの仕組み、給与や福利厚生などの条件面など、求職者が応募前に知りたい情報を中心に掲載しましょう。
Q3. 求人媒体があれば採用サイトは不要ではありませんか?
A. 求人媒体を見た求職者の多くは、応募前に企業の採用サイトも確認しています。求人媒体では伝えきれない魅力や働き方を伝える場として、採用サイトは重要です。
Q4. 採用サイトのデザインで重視すべき点は何ですか?
A. スマートフォンでの読みやすさと操作のしやすさを最優先に考えましょう。あわせて、企業の雰囲気やブランドイメージに合ったデザインにすることも大切です。
Q5. 応募フォームで気をつけることはありますか?
A. 入力項目を必要最小限に絞り、スマートフォンでも入力しやすい設計にすることが重要です。応募ボタンはいつでも押せる位置に配置しましょう。
Q6. 採用サイトにもSEO対策は必要ですか?
A. はい。求職者が検索する「職種名+地域名」などの言葉をページ内に自然に盛り込み、求人情報の構造化データを設定することで、検索から見つけてもらいやすくなります。
Q7. カジュアル面談の入り口は用意したほうがよいですか?
A. 転職を迷っている段階の求職者とも接点を持てるため、おすすめです。本応募に加えて、説明会や職場見学など複数の入り口を用意すると応募の母数を広げられます。
Q8. リニューアル後はどのように効果を確認すればよいですか?
A. アクセス数や流入経路、ページごとの閲覧状況、応募率などを定期的に確認し、離脱が多いページの改善や反応の良いコンテンツの追加を続けましょう。
Q9. 社員インタビューでは何を伝えればよいですか?
A. 仕事のやりがいだけでなく、大変さやその乗り越え方、入社前後のギャップなども正直に伝えると、求職者が働く姿を具体的にイメージしやすくなり、ミスマッチの防止にもつながります。
Q10. 採用サイトの制作をまとめて相談できますか?
A. はい。プロモインフィニティでは、採用サイトを含むホームページ制作から、SNS運用や広告運用を組み合わせた集客設計まで一貫してサポートしています。

大学卒業後、インターネット関連企業およびデジタルマーケティング企業にて、営業や新規事業の立ち上げに従事。デジタル領域を軸に事業推進の経験を重ねた後、広告・マーケティング支援会社にて取締役社長を務め、事業拡大と組織運営を推進。
2020年1月にマーケティング支援会社を創業し、BtoBマーケティング、インサイドセールス、採用広報、インナーブランディングなど、企業成長に必要な領域を横断的に支援。加えて、マーケティング・リサーチ事業会社のマーケティング部門も担当。
2023年には当社の創業メンバーとして参画し、SNS・KOL領域の事業拡大に従事。2024年にはクリエイティブ領域の会社の立ち上げにも携わり、現在は3社の経営に携わりながら、各社の専門性と事業シナジーを生かした統合的な支援を行っている。
記事一覧に戻る

