LP(ランディングページ)設計の基本|離脱を防いで問い合わせを増やす構成の作り方

広告やSNSでアクセスは集まっているのに、LP(ランディングページ)からの問い合わせが思うように増えない――そんな悩みを抱えていませんか。

本記事では、LPで離脱が起きる原因から、ファーストビュー・課題提示・解決策・CTA配置といった成果につながる構成の原則、広告やSNSとの連携で押さえたいポイント、そして公開後に成果を伸ばし続けるための改善の考え方まで、実践的な視点で解説します。

1. なぜLPから問い合わせが生まれないのか

LPは、広告やSNSから訪れたユーザーに1ページで行動を促すことを目的としたページです。しかし実際には、多くのユーザーがファーストビューを見ただけで離脱し、問い合わせに至らないまま終わっているケースが少なくありません。

その背景には、流入元との期待のズレや、ページ全体の構成、行動までのハードルの高さといった課題が潜んでいます。この章では、LPが成果を生まない代表的な原因を整理します。

1.1 流入元の期待とLPの内容が一致していない

広告やSNS投稿を見てクリックしたユーザーは、その内容の「続き」を期待してLPを訪れます。ところが、広告で訴求していた内容とLPのファーストビューがかけ離れていると、ユーザーは「求めていた情報ではない」と感じ、すぐにページを閉じてしまいます。

流入元ごとのメッセージとLPの訴求がつながっていないことは、離脱率を高める大きな要因です。

1.2 伝えたいことが多すぎて要点がぼやけている

自社サービスの魅力をすべて伝えようとするあまり、情報を詰め込みすぎてしまうのもよくある失敗です。特徴や機能、会社の沿革などが並列に並んでいると、ユーザーは自分にとって何が重要なのかを判断できず、読み進める意欲を失ってしまいます。

LPは会社案内ではなく、特定のターゲットに特定の行動を促すためのページであることを意識する必要があります。「このページを読んだ人に、最終的に何をしてほしいのか」を一つに絞り、その行動に必要な情報だけを順序立てて並べることが、分かりやすいLPの第一歩です。

1.3 行動までのハードルが高い

内容に興味を持ってもらえても、問い合わせフォームの入力項目が多すぎる、ボタンがページの最後にしかない、といった状態では、行動の直前でユーザーが離れてしまいます。

また、費用感や相談後の流れが分からないと、「問い合わせたら営業をかけられるのでは」という不安から行動をためらうユーザーも少なくありません。

2. 離脱を防ぐLP構成の基本原則

成果を生むLPには、ユーザーの心理の流れに沿った「型」があります。ファーストビューで関心をつかみ、課題に共感してもらい、解決策と根拠で納得してもらい、最後に迷わず行動できるよう後押しする――この流れを意識して構成することで、離脱を防ぎながら問い合わせへと自然に導くことができます。

ここでは、LP構成の基本となる4つの要素を解説します。

2.1 ファーストビューで「自分ごと」だと感じてもらう

ファーストビューは、ユーザーがページを読み進めるかどうかを判断する最も重要なエリアです。キャッチコピーでは「誰のための、どんな課題を解決するサービスなのか」を端的に示し、ターゲットが「これは自分のことだ」と感じられる表現を意識しましょう。

あわせて、実績や導入社数などの信頼材料や、問い合わせボタンをファーストビュー内に配置しておくと、関心の高いユーザーをその場で行動へつなげられます。

2.2 課題提示で共感を生み、読み進める理由をつくる

ファーストビューの次には、ターゲットが抱えている悩みや課題を具体的に言語化します。「こんなお悩みはありませんか?」といった形でユーザーの状況を代弁することで共感が生まれ、続きを読む動機が高まります。

課題が曖昧だと共感は得られないため、ターゲットが日常的に口にしている言葉や、現場で起きている具体的な場面を盛り込むことがポイントです。

2.3 解決策と根拠をセットで示し納得感を高める

課題に共感してもらったら、その解決策として自社のサービスを提示します。このとき重要なのは、「なぜ解決できるのか」を裏付ける根拠をセットで示すことです。サービスの特徴に加えて、導入事例や具体的な成果、お客様の声などを掲載することで、説得力が大きく高まります。

また、導入までの流れやサポート体制を分かりやすく示しておくと、検討段階のユーザーの不安を解消できます。

2.4 CTAは複数配置し、行動のハードルを下げる

問い合わせボタン(CTA)は、ページの最後だけでなく、ファーストビュー、解決策の後、ページ下部など、ユーザーの気持ちが高まるタイミングに複数配置するのが基本です。「無料で相談する」「資料をダウンロードする」など、行動後に何が得られるのかが分かる文言にすることも重要です。

フォームの入力項目を必要最小限に絞り、よくある質問をフォームの近くに置いて不安を先回りして解消することで、最後のひと押しにつながります。

3. 広告・SNSとLPをつなぐ設計で成果を最大化する

LPの成果は、ページ単体の出来だけで決まるわけではありません。どの広告やSNS施策から、どのようなユーザーが訪れるのかを踏まえて設計することで、同じ広告費でも獲得できる問い合わせ数は大きく変わります。

とはいえ、広告運用、SNS施策、LP制作をそれぞれ別の会社に依頼していると、メッセージや数値の管理が分断され、改善のスピードが落ちてしまいがちです。集客から問い合わせまでを一つの流れとして設計し、データをもとに改善を回せる体制づくりが重要です。

プロモインフィニティでは、LPを含むホームページ制作から、Instagram・TikTok・Google・YouTubeなどのWEB広告運用、SNS・インフルエンサー施策まで一貫して対応しています。広告とLPの両面から成果改善に取り組みたい方は、お気軽にご相談ください。

3.1 流入元ごとにメッセージの一貫性を保つ

広告のクリエイティブで訴求したメッセージは、LPのファーストビューでも同じ言葉やビジュアルで受け止めることが大切です。「広告で見た内容がそのままLPにある」という安心感が、ユーザーを読み進めさせる力になります。

訴求軸の異なる広告を複数運用している場合は、それぞれに合わせてファーストビューを出し分けることも有効です。

3.2 SNSやインフルエンサー施策からの流入を想定する

インフルエンサーの投稿やSNS広告から訪れるユーザーは、スマートフォンで閲覧していることがほとんどです。スマートフォンでの読みやすさや表示速度を最優先に設計することで、せっかくの流入を取りこぼさずに済みます。

また、インフルエンサーの投稿で紹介された使用シーンや口コミをLPにも掲載すると、投稿とLPの世界観がつながり、信頼感を保ったまま行動を促せます。

3.3 広告データとLPの数値を一体で見る

広告のクリック率が高いのにLPのコンバージョン率が低い場合はLPに、LPの成果は良いのに流入が少ない場合は広告に課題があると考えられます。広告とLPの数値を分断せず一体で分析することで、どこを改善すべきかが明確になります。

実際に、広告戦略とクリエイティブを見直した美容ブランドの事例では、コンバージョン率が2.2倍に向上し、CPAを30%改善することに成功しています。

4. 公開後に成果を伸ばすLP改善の進め方

LPは公開した時点が完成ではなく、そこからがスタートです。ユーザーの反応をもとに仮説を立て、改善を積み重ねていくことで、LPは継続的に成果を生む営業ツールへと育っていきます。ここでは、公開後の改善の進め方を解説します。

4.1 ヒートマップやアクセス解析で離脱ポイントを特定する

アクセス解析やヒートマップツールを使うと、ユーザーがどこまでスクロールし、どこで離脱しているのかを可視化できます。特定のセクションで大きく離脱している場合は、その直前の内容や見せ方に課題がある可能性があります。

思い込みで修正するのではなく、データから課題の箇所を特定することが改善の第一歩です。

4.2 A/Bテストで仮説を一つずつ検証する

課題の仮説が立ったら、キャッチコピーやファーストビューの画像、CTAの文言などを一つずつ変えてA/Bテストを行うのが効果的です。一度に複数の要素を変えてしまうと、何が成果に影響したのかが分からなくなってしまいます。

影響の大きいファーストビューとCTAから優先的に検証すると、短期間で成果につながりやすくなります。また、テストの結果を判断する際は、十分なアクセス数が集まるまで期間を確保し、曜日や広告配信の状況による偶然の差に振り回されないよう注意しましょう。

4.3 問い合わせの「質」も含めて評価する

改善の指標は、問い合わせ数だけではありません。問い合わせの件数が増えても、自社のターゲットと異なる相談ばかりでは、商談や受注にはつながりません。問い合わせ後の商談化率や受注率まで含めて評価することで、LPが本当に事業成果に貢献しているかを判断できます。

営業部門と連携して問い合わせの内容を振り返り、訴求内容やターゲット設定を見直していくことが大切です。たとえば、問い合わせフォームに「ご検討の時期」や「ご予算感」などの項目を設けておくと、見込み度の高い問い合わせがどの流入元から来ているのかを把握しやすくなり、広告やLPの改善にも活かせます。

5. 離脱を防ぎ、問い合わせを生み出すLPへ

LPで成果を出すためには、流入元との一貫性を保ちながら、ファーストビュー・課題提示・解決策・CTAというユーザー心理に沿った構成で設計することが基本です。そのうえで、公開後もデータをもとに改善を重ねていくことで、LPは問い合わせを生み続ける資産になります。

一方で、「どこから手をつければいいか分からない」「広告とLPのどちらに課題があるのか判断できない」といった悩みを抱える企業も少なくありません。制作だけでなく、集客から改善までを一貫して見られるパートナーと取り組むことで、成果への近道が見えてきます。

プロモインフィニティでは、LP・ホームページの構成設計から制作、広告運用、公開後の運用・改善まで一貫してサポートしています。LPの成果にお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

FAQ(よくある質問)

Q1. LP(ランディングページ)とは何ですか?

A. 広告やSNSなどから訪れたユーザーに対し、問い合わせや購入など特定の行動を促すことを目的に設計された、1ページ完結型のWebページです。


Q2. LPから問い合わせが生まれない主な原因は何ですか?

A. 流入元の期待とLPの内容が一致していないこと、伝えたいことが多すぎて要点がぼやけていること、行動までのハードルが高いことが主な原因です。


Q3. 成果の出るLPの基本構成を教えてください。

A. ファーストビューで関心をつかみ、課題提示で共感を生み、解決策と根拠で納得してもらい、CTAで行動を後押しするという、ユーザー心理に沿った流れが基本です。


Q4. ファーストビューで意識すべきことは何ですか?

A. 「誰のための、どんな課題を解決するサービスなのか」を端的に示し、実績などの信頼材料や問い合わせボタンもあわせて配置することが重要です。


Q5. CTAボタンはどこに配置すればよいですか?

A. ページの最後だけでなく、ファーストビュー、解決策の後、ページ下部など、ユーザーの気持ちが高まるタイミングに複数配置するのが基本です。


Q6. 問い合わせフォームで離脱を防ぐにはどうすればよいですか?

A. 入力項目を必要最小限に絞り、よくある質問をフォームの近くに配置して、ユーザーの不安を先回りして解消することが効果的です。


Q7. 広告とLPで訴求を合わせる必要はありますか?

A. はい。広告で訴求した内容をLPのファーストビューでも受け止めることで、ユーザーに安心感を与え、離脱を防ぐことができます。


Q8. SNSやインフルエンサー施策から流入する場合の注意点は?

A. スマートフォンでの閲覧がほとんどのため、読みやすさや表示速度を最優先に設計し、投稿内容とLPの世界観をそろえることが大切です。


Q9. LPを公開した後はどのように改善すればよいですか?

A. ヒートマップやアクセス解析で離脱ポイントを特定し、キャッチコピーやCTAなどを一つずつA/Bテストで検証しながら改善を重ねるのが効果的です。


Q10. LPの制作から広告運用までまとめて依頼できますか?

A. はい。プロモインフィニティでは、LP・ホームページの制作からWEB広告運用、SNS・インフルエンサー施策、公開後の改善まで一貫してサポートしています。

Written by

田浦 典幸


大学卒業後、インターネット関連企業およびデジタルマーケティング企業にて、営業や新規事業の立ち上げに従事。デジタル領域を軸に事業推進の経験を重ねた後、広告・マーケティング支援会社にて取締役社長を務め、事業拡大と組織運営を推進。

2020年1月にマーケティング支援会社を創業し、BtoBマーケティング、インサイドセールス、採用広報、インナーブランディングなど、企業成長に必要な領域を横断的に支援。加えて、マーケティング・リサーチ事業会社のマーケティング部門も担当。

2023年には当社の創業メンバーとして参画し、SNS・KOL領域の事業拡大に従事。2024年にはクリエイティブ領域の会社の立ち上げにも携わり、現在は3社の経営に携わりながら、各社の専門性と事業シナジーを生かした統合的な支援を行っている。

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